2021/06/18
4/30 にし南 地域委員会「東ティモールコーヒー」学習会
こんにちは。にし南地域委員会です(^-^)♪
4/30に開催した第2回にし南地域委員会では、東ティモールという国のこと、コーヒー栽培の現状、民衆交易について、コーヒースプレッドの製法について学習しました!
また、ナタネフィールド調査で採取したナタネの検査も行いました。
■東ティモールについて
東ティモールという国は2002年に独立したばかりの新しい国です。
約400年間ポルトガルによる植民地時代があり、その後には24年間のインドネシアによる占領がありました。
このインドネシアによる占領の時代に、国民の3分の1にあたる20万人もの命が失われました。
現在、国連や各国の支援を受けながら、自らの手による国づくりを行っています。
外貨獲得の唯一の手段がコーヒーで、栽培には国民の4分の1が従事していて、その人々は1日88セント(約90円)以下で暮らしています。その背景には、1990年代から2005年にかけてのコーヒー危機により、コーヒー豆の実質価格の劇的な低下があります。
そこでGCでは、オルター・トレード・ジャパン(ATJ)を通して、2007年より民衆交易を行っていて、コーヒー生産者の生活の安定と自立を応援するために、適性価格・前払い・長期契約を方針として、コーヒー生産・事業を支えています。
人材の創出を目指し焙煎コーヒーの国内販売にも取り組み、東ティモールの小中学校に菜園をつくり、子どもたちが食や農について学ぶ機会を生み出すことなどの活動資金の一部にfromネグロス・クリスマスカンパが活用されています。
「GC東ティモールコーヒーマイルドブレンド(粉)」を淹れて、試飲しました。
苦味と酸味のバランスがちょうどいいという感想がありました。美味しくいただきました!
「GC東ティモールコーヒースプレッド」の試食もしました。
GC一番搾りなたね油(遺伝子組み替えでない)を25%使用。
低トランス脂肪酸の食用精製加工油脂を使用。
窒素でホイップ。水を配合しない無水タイプのクリームのため、口当たりがなめらかで、
コーヒー香料は一切使用せず、GC東ティモールコーヒーの粉末(特別に微粉砕)を配合しています。
コーヒー抽出液などを使用しているかと思っていたら、コーヒー豆の粉末をそのまま使用していることに驚きました!
そのまま食パンに塗っただけのものと、塗ってからトーストしたものを試食しました。
個人的には、塗ってトーストした方が好みでした♪
東ティモールコーヒーは、無農薬でつくられています。
この商品を購入することで、東ティモールのコーヒーを無農薬で生産してくれる生産者の方を応援することにもつながります。
ぜひ、GC東ティモールコーヒーの商品の購入をご検討ください♪
■GMナタネフィールド調査
室見川沿いの自生ナタネを2カ所から採取して、GMナタネフォールド調査を行いました。
GMナタネフィールド調査は、遺伝子組み替えナタネが港から加工工場への運搬中に、格納されているコンテナなどから落下し、生育することで、在来の自生ナタネ等と交配するなどの遺伝的汚染の発生を確認するために行われています。汚染をデータで提示することにより、運搬中に種がこぼれ落ちないような施策を運送会社や加工工場にしてもらうなどの交渉につなげています。
にし南で今回行った調査の結果は、2カ所ともに陰性でした。
今回の2カ所ではGMナタネの浸食はなさそう?という確認ができました。
このように、にし南地域委員会では、GCの商品の試食・商品についての学習会を行っています。
地域委員会へは、ゲスト参加も可能です♪ ぜひ、参加してみませんか♪