2020/01/05
種子法学習会を開催しました
11月18日、小倉駅近くのKMMビルで「種子法学習会」を開催しました。
講師には、元農林水産大臣の山田正彦氏と、ジャーナリストで遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表の天笠啓祐氏をお招きしました。
まず初めに、天笠先生からこれまでの種子にまつわる世界の動きを聞き、私たちが食べている米、麦、大豆はそれそのものが種子であり、その種子をある特定の企業が利益のために扱っていっているという事を聞きました。
その後、山田先生から先般の種子法廃止について聞きました。政府の見解としては、「自治体が行ってきていた種子を守る制度を廃止することで、民間の企業が参入しやすくなる」という事でしたが、法的にすでに民間は参入できるようになっていたこと。この種子法廃止の裏にはTPP協定があること、そして、その先に今改定されようとしている種苗法もあることを聞きました。
話を聞いている間は、参加者全員がこの先の未来を憂い、暗い気持ちになりましたが、最後に山田先生から
「一人ひとりが声を挙げることが大切」
「まずは、地方から声を挙げて、日本を変えていく。」
「地元の種子を守るために、今現在、自治体独自に種子条例を作っているところが増えている」
という話を聞き、自分達にもできることが見えてきました。
北九州地域理事会としても、種子条例制定の呼びかけに迎えるように、他で活動している方や、議員の方などにも声をかけて動いていこうと考えています。